地元見沼区民にとって心の拠り所!歴史ある「中山神社」

地元の神社というと、大宮区にある「氷川神社」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、
わが家がよく訪れるのは、見沼区にある「中山神社」です。

今回は、地元の人たちに愛される「中山神社」をご紹介します。

道路の反対側に一の鳥居

まず目に入るのは中山神社の一の鳥居。
イエローハット大宮南店そばにある、手押し信号を西側に進むと見えてきます。
なかなか気付きにくい場所にあるのですが、実は、第二産業道路を挟んで、神社と反対側にあります。

参道を横切る形で、この大通りが出来たのでしょうね。その名残を感じます。

ここから第二産業道路に進むと、看板が出てきます。

手押し信号を渡ると、にぎやかな通りから一変、木々に囲まれた参道はとても静か。
神社に着くまでに心を落ち着けることができます。
まっすぐな参道を進むと、中山神社が見えてきました。

住宅街に静かにたたずむこぢんまりした神社

周りを住宅街に囲まれているため、静かで厳かな雰囲気を感じられるのが、中山神社の良いところ。ゆったりした気持ちでお参りできます。

徳川家康から御朱印を賜った格式ある神社

ひっそりとたたずむ雰囲気の小さな神社ではありますが、実はとても古くからの歴史があるのです。

創建は、第十代崇神天皇の頃と伝えられていて(なんと、紀元前のお話です!)、かつては「中氷川神社」と呼ばれていたそうです。

大宮区高鼻町にある「大宮氷川神社」、緑区にある「氷川女体神社」の中間にあることから「中氷川神社」とされ、三社で「氷川神社」を形成していた、という説も。

二の鳥居にも、「氷川神社」の名残がありました。

大宮氷川神社は、「須佐之男命(すさのおのみこと)」という、日本神話に出てくる男神を祀る男体社。氷川女体神社が、「稲田姫命(いなだひめのみこと)」という、日本神話に出てくる女神を祀る女体社。さらに、その子孫である「大己貴命 (おおなむちのみこと)を祀るのが中山神社です。

1907年に、周りの神社とまとめられ、ずっと鎮座していた「中川」の「中」と、見沼田んぼが広がる「上山田新田」の「山」をとり、「中氷川神社」から「中山神社」に改称されました。

1591年には、かの有名な徳川家康から社領十五石の御朱印を賜ったという、歴史ある神社です。大人になってから、こうした歴史を知るのもまたおもしろいものですね。

伝統ある神事「鎮火祭」

12月8日には「鎮火祭」が行われます。
無病息災と火除けを願い、素足で炭火の上を渡る古くからの神事。
この鎮火祭の「火」によって、「中氷川」の氷が溶けて「中川」という地名になった、という説もあるそうです。

約200種類もある御朱印!

宮司さんがいらしたのでお聞きすると、中山神社の御朱印は、その数なんと約200種類!
宮司さんがお一人で対応されているので、大々的には取り上げていないそうですが、おそらく国内一なのでは、とおっしゃっていました。

小さいながらも多くの参拝客

境内には、たくさんのおみくじが結ばれています。

わが家は、初詣のような特別な機会だけでなく、近くまで買い物に来た時、お願いごとがある時など、たびたびこちらでお参りしています。

その度に、ウォーキングの途中、お買い物の帰りなど、歩いて訪れる地元の方を多くみかけます。小さい神社ながらも、地元の人にとって心の拠り所となっていることがよくわかりますね。

さらに、御朱印を求めて何人かのグループで来ている方、他県ナンバーの車で来る参拝客もよく見かけるので、見沼区民として誇らしい気持ちになります。

この日は、駐車場の桜が青空に映えて、とてもキレイでした。

地元の人にとって、心の拠り所である「中山神社」、ぜひ一度、足を運んでみませんか。

中山神社
住所:埼玉県さいたま市さいたま市見沼区中川143
アクセス:
 JR京浜東北線・高崎線・宇都宮線・埼京線、東武野田線「大宮駅」東口から
  国際興業バス(大12系統)大宮駅東口行き、西浦行き「中山神社前」バス停下車
 JR京浜東北線・高崎線・宇都宮線「さいたま新都心駅」東口から
  東武バス(新都22系統)東新井団地行き「富士見ヶ丘」バス停下車
 JR京浜東北線「北浦和駅」東口から東武バス 宮下・岩槻駅・東新井団地行き
  「富士見ヶ丘」バス停下車
TEL:048-686-3567

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。