今回ご紹介するのは、大宮駅東口、氷川参道のすぐそばにあるさいたま市立博物館です。ここには、さいたま市の歴史が全て詰まった場所となっています。大人から子どもまで幅広く楽しめるのは、さいたま市立博物館だけです!
氷川神社のすぐそばにあります!
さいたま市立博物館は、大宮駅東口から歩いて約10分。大宮氷川神社へと向かう氷川参道のそばにあります。以前の大宮図書館であり、現在の複合施設「Bibli」のすぐ横にあるので、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
季節によって変わる特別展示コーナー!
館内に入り、向かって右手に進むと、そこには特別展示コーナーがあります。特別展示ということもあり、季節によって展示物が変化します。今回は8月に訪れたこともあり、さいたま市の無形文化財、主に夏祭りについての展示物、昔の夏の生活の様子が展示されていました。
今ではすっかり馴染みがなくなってしまった蚊帳や、大きい氷で冷やす氷冷蔵庫などが展示されていました。
生まれてこの方さいたま市に住んできた私ですが、僕でも知らないお祭りの様子が紹介されており、とても勉強になりました。
さいたま市の歴史が詰まった常設展示コーナー!
それでは常設の展示スペースへと進んでいきます。非常に多くの展示物があり、この場で紹介するとものすごい情報量となってしまうので、今回は特に印象に残ったことについて紹介していきます。
まず印象に残ったのは、こちらの学習ノート。多くある展示物について、より深く学ぶために問題形式にして興味を持ってもらうシステムとなっています。
この学習ノートは、学年によって難易度が分かれているので、まだ小学校に入学したての1年生、すぐに中学校へ進学する6年生でも楽しめるようになっています。もちろん、大人の方がやっても楽しめること間違いなしです。
学習ノートに出題された問題は、学習ポイントとして、展示物ごとに振られており、学習ポイントを探すのも楽しみのひとつです。
触れて楽しめる展示物!
印象に残ったポイント2つ目は、実際に触ることのできる展示物が多くあることです。例えば、下の写真のように、実際の貝塚で発見された貝殻、土器を、手に取って間近でみることができるのです。多くの博物館では、ケースに入り、手で触れることができないのがほとんどです。手で触れることで、より理解も深まることでしょう。
米俵を実際に持ったことがある方いるでしょうか?僕も実際に持ってみましたが、手にした瞬間びっくり。相当意気込まないと、持ち上げることは不可能でしょう。それくらい重かったです。
昔にあったものを手に取って感じることだけでなく、よりエンタメ性を持たせて興味を持ってもらう工夫もされています。下の写真のように、土器の写真をパズルにしています。パズルにすれば、写真をよく見るでしょう。その日見た写真はよく記憶に残ることでしょう。
昔は田んぼだった!?中山道大宮宿!
印象に残ったポイント3つ目。埼玉に住む人であれば、中山道という言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。中山道とは、江戸時代に整備された五街道のひとつ。現在だと、高島屋の東側を通る道となっています。
現在は多くのビルやマンションが立ち並び、アスファルトで整備されていますが、昔の様子は上の写真の通り。なんと畑や木々が広がっていたのです。そして道に沿って家屋が立ち並んでおり、宿場町として栄えていたのです。今と全く違う風景にとても驚きました。
昔遊びで楽しもう!
最後の印象に残ったポイント。昔流行った遊びを実際に体験することができます。
最近の子どもたちは、割りばし鉄砲を知らないのではないでしょうか。安全面などから作成を避けてしまうこともあるでしょう。さいたま市立博物館には、割りばし鉄砲を体験できるスペースが完備されています。的を射抜けるかぜひ挑戦してみてください。
他にも、万華鏡ややじろべえ、あやとりや駒など、今ではほとんど馴染みがなくなってしまったおもちゃがいっぱいあります。私が訪れたときは夏休みだったということもあって、多くの子どもたちでにぎわっていました。
さいたま市立博物館を訪れれば、さいたま市への愛着がより一層高まるでしょう。25年間さいたま市に住んだ私も、初めて知ることがあり、改めてさいたま市が好きになりました!
さいたま市立博物館
住所:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町2-1-2
アクセス:JR・東武アーバンパークライン(野田線)・ニューシャトル「大宮駅」東口より徒歩15分
営業時間:9:00~16:30
電話番号:048-644-2322
定休日:月曜日(休日を除く)
休日の翌日(土曜日・日曜日・休日・休館日を除く)
年末年始(12月28日から1月4日)
その他、資料燻蒸及び館内消毒休館、臨時休館
※営業時間、開園・閉園時間、定休日など、変更となる場合がございますので、ご利用前に施設へご確認ください。