2021年の東京オリンピックで、初めて正式種目となったスケートボード。
若き選手たちがメダルを獲得したのも記憶に新しいですね。
楽しそうに滑るその姿を見て「あんなふうに滑ってみたい」と思った子どもたちや、「習い事としてやらせてあげたい」と思ったお父さんお母さんも多かったことでしょう。
認知度はアップしたものの、公園で滑る人が増えたことによるトラブルの影響か、フェンスでバリケートしてあったり「スケートボード禁止」の看板を見かけることも増え、「練習の場がない」という声も耳にするようになりました。
スケートボードを楽しみたい人にとって、思う存分練習できる環境が実は見沼区に誕生していたのをご存じでしょうか。
今回は、2021年10月にオープンしたPOSSIBILITY PARKをご紹介します。
風を感じながら気持ちよく練習できるロケーション
POSSIBILITY PARKがあるのは、見沼区小深作。高いビルなどもなく、ひらけたパーク内には大きなヤシの木が植えられていて、見上げる青空も広く、まるで南国にいるような開放感!
お邪魔したこの日は気温が高かったこともあり、小さなお子さんが半袖で広いパーク内を滑っていました。私はスケートボードの経験がないのですが、あんなふうに風を感じながら滑れたらすごく気持ちよさそう。
いろいろなセクションがそろっている充実した施設!
近場の公園ではなかなかできない練習も、POSSIBILITY PARKでは思いっきりできそうなほど、セクションが充実していました。滑るエリアによって初心者から上級者まで楽しめそうです。
スケートボード経験者にはおなじみだと思いますが、「スケボーの経験がない」「初心者だけど大丈夫?」とちょっと尻込みしている方のために、一部のセクションをご紹介しましょう。
こちらのタイルアートが目を引くセクションは、パークの入口近くです。
「まずはスケートボードに乗るところから」という初心者にとっては、こういうフラットな場所があると安心かも。
青く塗られたのは3段になっているラウンドレッジ。角の部分も使ってトリックもできるそうですが、コンクリートを直に削っているため押すのが難しいとのこと。
うまい方は簡単そうにやってのけるけれど、実は奥が深い!
こちらには、ステアと呼ばれる階段が続くエリアもありました。
段数が多いところでは、ちょっと怖かったりハードルが高そうですが、こちらは段数が低いので、トリックに興味がある人が気軽にチャレンジできそう。
ひときわ目を引くボールプールもありました。
ここで大技を決められたら最高に気持ちよさそう!上級者の方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
パーク中央には、アールと呼ばれる湾曲した部分やレールなども並んで設置してありました。レールを使ったトリック、東京オリンピックでも感心しながら観ていたのを思い出します。
パーク全体を流れるように使ってもよし、重点的に使ってトリックを練習するもよし。
その人に合った楽しみ方ができそうですね♪
子どもから大人まで対応!1DAYのみのビジタースクールも開催
POSSIBILITY PARKでは、子どもから大人まで、そして初級者から上級者までレベルに応じたレッスンも受け付けています。なんと70代の方もいるのだとか!
平日11:00のオープン前には、大人限定の初心者スクールも開催。
「うまい人たちがいる中で練習するのはちょっと・・・」という方も、周りを気にせず楽しめそう。スケボーやヘルメットなどを持っていない方はレンタルできるので、手ぶらでも体験できますよ。
仕事やプライベートの関係で定期的に通うのが難しい方には、1DAYのビジタースク-ル、より高みを目指す人にはガッツリ教えてもらえるマンツーマンレッスンなども開催しています。興味のある方は、ピンクの建物にいるスタッフに声をかけてみてくださいね。
海外に比べて国内ではまだまだ少ない、充実したスケートボードパーク。
もしかしたら、POSSIBILITY PARKで練習を積んだ選手が、将来世界で活躍する日が来るかもしれませんね!
新しいことに挑戦したくなるこの季節。
みなさんもぜひ、POSSIBILITY PARKで心地よい風を感じてみませんか。
POSSIBILITY PARK
住所:埼玉県さいたま市見沼区小深作756
アクセス:東武アーバンパークライン「七里駅」より徒歩約15分
TEL :048-812-8030
営業時間:11:00-20:00