今回は、さいたま市大宮区の「大平(おおたいら)公園」をご紹介します。
たくさんの市民でにぎわう大平公園ですが、実は教科書にものっている平将門の乱の首謀者、平将門と深い関係があったのです。
広々とした園内は老若男女に大人気!
公園に入ってまず目を引くのは、周りを防球ネットでかこまれた多目的グラウンド。
今回訪れたのは土曜日。グラウンドでは、大人のソフトボールの試合がおこなわれていて、とても白熱した様子でした。
ソフトボール、野球のほか、サッカーでの利用が可能。少年用サッカーゴールが設置されています。
少しはなれた場所には、遊具がたくさんあるスペースがあります。
ブランコ、ジャングルジムなどがあり、不思議な表情をした虎の1人用シーソーがあります。
個人的に1番お気に入りの遊具なので、ぜひ見てみてください!
園内には背の高い木がたくさん育っています。大宮という都会の中で四季を感じられる場所ですね。
大平公園では現在、一部が工事中となっており、敷地が狭くなっている状態。
洪水対策の工事をしているようで、地下に貯水池を作る大工事。
今年6月下旬には終了予定となっているので、今だけしかみれない貴重な機会です。
この場所には元々バスケットゴールや遊具があったみたいで、工事終了後には新しくなって設置されるかもしれません。
子どもたちが楽しめる遊具のほかにも、こり固まった身体をほぐせる健康器具も設置。
使い方が書かれたボードもあるので、初めてでも安心ですね。
平安時代に平将門の家があった場所!?
公園というと、地名がそのまま名前となることが多いですが、大平公園は住所とはまったく違う名前。
その名前の由来は諸説あるようですが、平安時代に関東を中心に力を持ち、新皇を名乗り名を挙げた平将門が由来となり名付けられたと言われています。
はるか昔、現在の大平公園の位置に、平将門の館が建てられました。
「大いなる平家の館があった地」ということで大平公園という名前がつけられました。
由緒正しき大平公園は、市民の公募から決定された「大宮二十景」に選出されており、文字通り大宮区の名所となっています。
遊具以外の設備も充実!
たくさんの人が来れるよう駐車場が12台完備。
ただ、周囲の道路がやや狭めとなっていて、利用時間が7時から16時となっているので注意してください。
トイレも設置され、車いすの人でも使える多目的トイレも併設。バリアフリーな施設が大宮区内でどんどん増えています。
水道もあるので、どれだけ泥まみれ、汗まみれになってもすっきりできます。
ここまでさいたま市大宮区の大平公園を紹介しました。
公園ひとつでこれだけの情報がある公園は、なかなかないのではないでしょうか。
今しか見れない景色もあるので、早めに訪れてみてください。
大平公園
住所:埼玉県さいたま市大宮区三橋1丁目55−55
アクセス:JR京浜東北線、川越線「大宮駅」西口より西武バス川越グリーンパーク、西遊馬、佐知川原行乗車「三橋一丁目」下車徒歩約4分