電車好きにはたまらない!大宮駅西口「大宮総合車両センター」

「鉄道の街大宮」では、あらゆるスポットで鉄道にふれることができます。そのひとつが大宮総合車両センターです。開設されてから120年以上もの歴史がある大宮総合車両センターには、さまざまな場所に鉄道に関する展示物があります。ぜひ楽しんでください。

大宮総合車両センターってどんな場所?

そもそも、大宮総合車両センターがどんなところかわからない方も多いのではないでしょうか。なので、簡単に紹介していきたいと思います。

大宮総合車両センターでは、首都圏を走る電車の点検、検査、そして、車両の改造や昔はSLの製造、復元をおこなう電車にとっての病院といえるような場所です。

1894年12月に開設され、今もなお現役で動きつづける工場となっています。

129年もの歴史を誇る大宮総合車両センター。ここは鉄道の歴史がたくさんつまった場所になっています。今回は、可能な限り大宮総合車両センターの魅力を紹介していきます。

大宮にも赤レンガ倉庫があった!?

赤レンガ倉庫と聞くと、横浜・みなとみらいにある赤レンガ倉庫を想像する人がほとんどではないでしょうか。実は大宮にも赤レンガ倉庫があるんです。

大宮駅西口をでて、大宮総合車両センターへ歩くと、赤レンガ倉庫が見えてきます。

こちらは、1897年にお米を貯蔵するために作られた倉庫で、なんと東京駅の駅舎よりも前に建てられた建造物となっており、貴重な遺産となっています。

そして、車道に目を向けると、ガードレールが新幹線仕様に。鉄道の街っぽさがあふれる一面がみれました。

鉄道をより身近に感じる「レールウェイガーデンプロムナード」

センターの一角には、より鉄道についてふれることができるスポットがあります。
大宮駅西口から歩いてすぐみえるのは、センターの内部をみることができるスポットです。

中は透明な壁で区切られており、僕が見学に訪れたときは、ちょうど倉庫のなかへ電車が入っていく様子をみることができました。

タイミングがよければ、普段大宮駅周辺ではみることが難しい電車をみることができるかもしれませんね。

ふと上を見上げると、大宮区の観光スポットで有名な鉄道博物館への距離が書いてある看板がありました。

鉄道博物館へ歩いて向かう方にとって、どれくらいで着くかわかるのはうれしいですね。

裏側には、大宮駅までの距離が書かれていました。

工場と歩道を区切る壁には、このような列車の写真といっしょに、うつっている列車の説明が展示されており、それが壁一面にずらっとはられています。

大宮総合車両センターは、広さ162,782㎡、東京ドーム約3個分もの広大な敷地面積を誇り、鉄道博物館方面へ向かって約500mものびる大きな工場です。

約500mもある壁にはられたパネルを実際にみるとすごい迫力でした。

そして、ふたたび鉄道博物館方面へ歩いていくとSLが展示されています。

このSLは、実際に大宮総合車両センターで製造されたSLとなっており、使用された部品すべてがこの工場で製造されたようです。

さらに鉄道博物館方面へ向かうと、先頭部分が切られた列車の展示があります。

この2台は、東北、新潟方面で活躍した車両。中にははれないものの、運転席をのぞくことができ、大人がみてもワクワクする雰囲気であふれていました。

今回はいつでもみることができるスポットを紹介しましたが、工場内を見学できるイベントを定期的におこなっているみたいです。

今年は、11月25日(土)に「鉄道ふれあいフェア」と題し、大宮駅周辺でイベントがおこなわれます。そのときに大宮総合車両センター内部の見学ができますので、みなさんぜひ訪れてみてください。

大宮総合車両センター
住所:埼玉県さいたま市大宮区錦町98
アクセス:JR・東武アーバンパークライン(野田線)・ニューシャトル「大宮駅」西口より徒歩約9分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。