大宮駅にもっとも近い公園「鐘塚公園」には、たくさんの魅力がつまっています。今回はその魅力をあますことなくご紹介します!
大宮駅西口から目と鼻の先!歩いて3分で到着!
大宮駅西口を出て、ペデストリアンデッキを大宮アルシェ方面へ直進。階段をおり、まっすぐ行くと大宮区のシンボルであるソニックシティがそびえ立ち、その足元に鐘塚公園があります。
再開発が進む大宮駅西口には、さまざまな場所にビルが建っていますが、その一角にぽっかりと空いたスペースに不思議な感覚におちいりました。
駅から近い特徴を活かし、さまざまなイベントが行われます。
私が訪れたときはイベントはおこなわれていませんでしたが、10月にはオクトーバーフェスが開かれ、本場のドイツビールやソーセージを楽しむことができます。また12月にはイルミネーションも始まり、目玉イベントが目白押しです。
先程挙げたイベント以外にも、大宮区民に向けたふれあいフェスや、音楽イベントが行われたりと、1年中楽しむことができます。
ベンチがたくさんあるのどかな公園!
鐘塚公園には多くのベンチが設置され、たくさんの人でにぎわっています。
都会の公園でありながら、たくさんの木々で囲まれる鐘塚公園。
その木をかこむようにベンチが設置されています。1月に訪れたので、葉はすっかり枯れ落ちていましたが、四季を感じるにはピッタリのスポットです。
さらに公園の中心部には、サークル状のおおきなベンチがあり、ランチをとったり、おしゃべりしたり、犬と一緒におさんぽしたりと、いろんな人がくつろぐステキな場所となっています。
さまざまなモニュメントが展示!
鐘塚公園の特徴のひとつに、さまざまなモニュメントが展示されていることが挙げられます。
一番特徴的なモニュメントが、公園の中心、サークル状のベンチがある場所にあります。
ぱっと見た瞬間、おかしのばかうけのような形をしており、説明があるのかなと近づいてみたがなにもなく。
真相が分かる方いたらぜひ教えてください!
その他にも多くのモニュメントがありますが、一番印象的だったのがある人物の胸像。
この方は、旧大宮市の名誉市民である白井助之といいます。
白井氏は、大宮駅の設置を呼びかけ、大宮の発展に尽力された方として有名です。
日本で初めての私鉄として上野と熊谷を結ぶ現在の高崎線では、当初、大宮駅はありませんでした。
白井氏は、駅設置に向け地元の方々と協力。見事1885年3月に大宮駅が誕生しました。
その後白井氏は、旧大宮町の町長に就任。今の大宮区があるのは、白井氏のおかげといっても過言ではないのです。
元は学校だった鐘塚公園!
実は鐘塚公園に学校が建っていたんです。
その証拠が、鐘塚公園の北西、ソニックシティホールのすぐそばにあります。
植木に木を囲む男の子と女の子の銅像が建てられており、その足元には音符があしらわれたかわいらしい石碑が展示されています。
鐘塚公園には昔、現在の桜木小学校が建っていました。元は国鉄大宮工場の工場学校として建設され、1982年の都市改造事業に伴って、今の場所へ移転することとなりました。
今は学校が建っていた面影はなくなってしまいましたが、こういった形で昔を感じることができるのはとてもすてきですね。
都会のオアシス?自然感じる「鐘塚公園」
今回は大宮駅に一番近い公園、鐘塚公園を紹介しました。
たくさんの大宮区民が楽しみ、くつろぐことができるだけでなく、歴史も感じることができるすてきな公園となっています。みなさんもぜひ訪れてみてください。
鐘塚公園
住所:埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-8
アクセス:JR「大宮駅」東口より徒歩約3分
電話番号:048-623-0505(公益財団法人さいたま市公園緑地協会 三橋総合公園管理事務所)